MotherBoard その9 (05/04/30更新)

 Introduction of ASUS P4P800-SE + CT-479 (05/04/30)  

1.Board Features




旧世代なChipSet"i865PE"搭載のバリューなマザーが、"CT-479"という下駄を得て超高速パイ焼きマシーンに生まれ変わりました。

ASUSな板とIntelな石のレビューは初めてですが、どうかご覧下さい。m(_ _)m





CPUの冷却はリテールFAN、VGAはAGPな"ATI RAGE"、メモリーは"SanMax"な512MBのDUALという構成とし、
あとはPCケースに収めれば常用できる環境で検証しました。

あっ、最後に限界な設定でぶっかけをやっていますが、余興ですから気にしないで下さいね〜(爆





これが爆速"Pentium M 750"とそれを搭載するための変換アダプター"CT-479"です。

なお、"CT-479"にはすでに以下のような改造を計3箇所施しています。

1.4Pの電源コネクター部をハンダで直付けし、リテール以外のHEATSINKや升の取り付けを可能にした。

2.FSBを設定するジャンパピンの上半分をカットしてHEATSINKとの干渉を防いだ。

3.VIDピンをマスクして定格電圧1.356Vを1.55Vにまで昇圧した。

"1"と"2"の改造はTAMさんの「ぶっかけBBS」"http://u-san.net/c-board/c-board.cgi?cmd=one;no=195;id="
"3"の改造は大箸さんの「画像掲示板」"http://210.163.215.170/c-board/c-board.cgi?cmd=one;no=3627;id="
を参考にさせていただきました。m(_ _)m

PS:リテンションがネジ止めになっているのは、P4C800のリテンションに換装したからです。





極冷に備えて、Vcoreの改造も行いました。

"ADP3180"の8Pinと導通のある"R579"50kΩの多回転VRにつなぎ、それをGNDに落としました。





Vddrも改造しました。

Vddrのコントロールが定番の"LM358"ですので、FBの6PinをICコードでちょいと摘み、
50kΩの可変抵抗を介してGNDに落としました。

では、BIOS画面を見てみましょう。




2.BIOS Features




またまた変な親爺が!!!(爆

さて、BIOSのバージョンは"1009.001"というBETAなやつに更新してあります。

オフィシャルBIOSと異なりVcoreの設定が出来るという優れモノです。





Vcoreは1.6000Vが上限でした。

VIDを1.55Vと誤認識させているため、下限が1.4750Vになってしまいました。(^^;





Vddrは2.85Vが上限です。

BH-5ユーザーはVddrの改造が必須だと思います。





リテールFAN、室温23℃、Vcore:1.4750V、2.33Gで起動したときのH.M.な画面です。

CPU温度は、"Thrmalright SP-94+DELTA-FFB0812EHE x2"で冷却した場合より、
約10℃高く表示されました。
 
さて、紹介はこれぐらいして、いよいよパイを焼いてみたいと思います。


 Overclocking of P4P800-SE + CT-479 その1 (常温空冷編:05/04/30)  

今回は常温空冷編ということで、ベンチマークのためのギリギリの環境・設定ではなく、
常用も可能な環境・設定でのオーバークロック耐性を見ることにしました。

具体的には、

1.CPU冷却はリテールFANを使用。

2.Vcoreは定格+0.119Vの1.475V、Vioは電源定格の3.36V。

3.メモリーは512MBを"Dual Channel"とし、FSB:DRAMは4:5、Vddrは3.10V。

4.CPU倍率は定格14倍のままとし、パイ焼きの際にもメモリー調節等の技は使用しない。

という環境・設定です。

予備検証の時は"Thrmalright SP-94+DELTA-FFB0812EHE x2"を用いて軽々と2.7Gをオーバーした"Pentium M 750"ですが、
リテールFANではどこまで廻るか心配かつ興味のあるところですし、i875PなP4C800シリーズとどれくらい速さが違うかも気になりますね。

しかし、いざ廻してみると、P4PとM750のコンビはビックリするようなパフォーマンスを見せてくれました。(@_@)

SuperPI 104万桁の各タイムの出始めは、以下の通りでした。

29秒が、14x173.6MHz=2430.6MHz

28秒が、14x179.6MHz=2514.0MHz

27秒が、14x185.5MHz=2597.5MHz

26秒が、14x193.3MHz=2706.1MHz

室温23℃にも関わらず、リテールFANでも2.7Gを越えて26秒が出てしまいました!!!

また、気になる速さも、512MBなメモリーを使えば、P4Cにも遜色無い感じです。

これなら、PCケース内でもパイが28秒で焼ける2.5Gクラス以上の常用機が楽々組めそうです。

この検証が済んだら、板も石も処分してM750をお代わりするつもりでしたが、もうもったいなくて手放せそうにありません。(爆

記録にチャレンジするのはしばらく我慢して、このP4PとM750で最速常用機を目指したいと思います。(^^;


システム環境

M/B:ASUS P4P800-SE 改 + CT-479 / 52MG / BIOS:1009se.001
M/B Bed:「V-TEC ARC Bed Rev.3.3」

CPU:Pentium M 750 / Q452A071
CPU Cooling:Retail Heatsink & FAN

Chipset Cooling:Normal Heatsink
Memory:SanMax SMD-51225 B-V PC3200 512MB x2 /DDR333(4:5) / CL2.0-2-2-5-4-E-A-A

VGA:ATI RAGE 128Pro Ultra AGP 32MB
HDD:IBM-DTLA-307030 /U-DMA 5 (ATA100)
PowerSupply:Zippy-460WS #2 (3.3V改)
Vcore:1.48V(実測)/ Vddr:3.10V(実測)/ Vio:3.36V(実測)
OS:Windows Server 2003

備考:FSB167(DDR333)起動 / 室温23℃ / リテールFAN / メモリー調節なし




メモリー調節なしでも、洋パイなら2.7Gで26秒が出てしまいました〜(@_@)

 Overclocking of P4P800-SE + CT-479 その2 (極冷編:05/04/30)  

お次は、この検証の1週間前に行った極冷実験のレポートです。

結論から言えば、極冷はP4C800には敵いませんでした。

それは、DDR400@FSB200起動のFSB限界が230MHz前後と極端に低いからでした。

しかし、極冷エースな"M740"はそんなハンデをものともせず、DDR320の非同期な設定なら3.66Gまで廻りきり、
なんとSuperPI104万桁で21秒を達成してしまいました。\(^o^)/

こんなバリューな組合せで21秒が出てしまうとは!!!

これだから、なかなかオーバークロックが止められないのかなあ・・・(爆





システム環境

M/B:ASUS P4P800-SE 改 + CT-479 / 52MG055377 / BIOS:1009se.001
M/B Bed:「V-TEC ARC Bed Rev.3.3」

CPU:Pentium M 740 / Q502A541
CPU Cooling:「クリぬいてマス!Pro2」+LN2

Chipset Cooling:Normal Heatsink
Memory:TwinMOS PC2700 BH-6 256MB x2 /DDR320(5:4)/ CL2.0-2-2-5-4-E-A-A

VGA:ATI XPERT 98 PCI 8MB
HDD:IBM-DTLA-307030 /U-DMA 5 (ATA100)
PowerSupply:Zippy-460WS #2 (3.3V改)
Vcore:1.61V(実測)/ Vddr:3.46V(実測)/ Vio:3.73V(実測)
OS:Windows Server 2003

備考:FSB202(DDR320)起動 / MAXMEM=105 / LN2冷却 / グラファイトシート使用




バリューなP4PとM740で21秒が出てしまいました〜




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