Cooling その4 (04/09/21更新)

 これが、「V-TEC ARC SYSTEM 」極冷仕様だ!  

 AMD一筋のOC活動にピリオドを打ち、P子と悪戦苦闘すること約2ヶ月、なんとか24秒を達成する事が出来ました。しかし、次なる目標の5.5Gオーバーのパイ焼きと、夢のまた夢であるメメさまの持つW.R.に挑戦するには、いろいろな意味で限界を感じていました。

 そんな時に祝辞をいただいたVigorさんのHPを拝見すると、「V-TEC ARC Bed Rev.3.3」の追加注文受付の文字が目に飛び込んできました!

 今さら言うまでもありませんが、「V-TEC ARC Bed Rev.*.*」とは、世界のメメさまをはじめとする大勢のオーバークロッカー諸氏から絶大な支持を得ている究極のOCベンチ台です。これがあれば、100MHzはクロック限界が上がるような期待が湧き起こってきました。

 早速メールでVigorさんに連絡を取ったところ、在庫の一台を特別に手配して下さったばかりか、できたてのSuper Weapon 「ARC Pot Rev9.*」のテストドライブという思いがけないお話までいただきました!

 しかし、テストドライブのノルマは、私の目標と同じ5.5Gオーバー!!!
24秒を出すのに2ヶ月もかかったへっぽこドライバーには無茶厳しいノルマです。(^^;
でも、Vigorさん自身が軽々5.5Gオーバーされた"ARC Pot Rev.8.2"をさらに進化させた升の強力な魔力の前に、二つ返事でOKしたのは言うまでもありません。(爆

 待つこと数日、新品のクロネコの段ボール箱に厳重な梱包をされた「V-TEC ARC SYSTEM」が着弾しました!ワクワクしながら梱包材をほどくと、磨き上げられた鏡のような「ARC Bed Rev.3.3」が目に飛び込んできました。
う〜ん、このまま使わずにガラスのケースに入れて永久保存したくなるような仕上がりです!!!

 大変前置きが長くなりましたが、"へっぽこ"New Beetleを23秒の世界に導いてくれた,、
「V-TEC ARC SYSTEM」極冷仕様のレビューをご覧下さい。



まるで鏡のように一点の曇りもなく輝く「V-TEC ARC Bed Rev.3.3」です。


 「V-TEC ARC SYSTEM 」の極冷セッティング  

1.「養生」その一

 まずはM/Bの取り付けですが、その前にしておくべき大事なことがあります。それは、板の「養生」です。
P子の場合、手加減なして極限まで石を冷やし込むので、板も相当冷えて不安定になってしまうおそれがあるか
らです。
 私の場合は、Vigorさんにいただいた10cm角の"スタイロフォーム"の周りに、同じくVigorさんにいただいた"ウ
レタンフォーム"をM/Bの下に敷いて、板の裏側の断熱と結露・着霜防止対策としました。さらに、その上に"キッ
チン・ペーパー"を載せ、絶縁と断熱を補強しています。




水色がスタイロフォーム、黒いのがウレタンフォームです。
どちらもスタッド・ボルトと同じジャスト2cmの厚さです。




気休めですが、キッチン・ペーパーを2枚敷きました〜


2.M/Bの取り付けと「養生」その2

 さて、板の裏側の「養生」が済んだら、次はM/Bの取り付けるわけですが、M/Bを取り付ける度に感心するの
は、「V-TEC ARC Bed Rev.3.3」の工作精度です。

 通常のケースのスタッドとは異なり、1mmオーバーサイズの4mmのネジで取り付けるのですが、9本のネジが
寸分の狂いもなく吸い込まれるように廻っていきます。これだけで「V-TEC」に全幅の信頼を寄せることが出来て
しまいます。

 次に、板の上面の養生ですが、コンデンサに薄いスチレン?フォームを巻き付け断熱します。
あとは升にVigorさんお勧めのウレタンフォームを巻き付け、結露と着霜に備えてティッシュとキッチン・ペーパー
を升の周りに敷き詰めれば、「養生」の完成です。




総てのM/Bのホールとスタッドボルトのネジ穴が寸分の狂いもなく一致します!




大した養生でなくてご免なさい。(^^;


3.升の取り付け

 いよいよ升の取り付けに入り升が、私の場合は下の画像のような厚手の方眼紙で作った型紙をCPUにセット
し、升のセンター出しを行っています。この型紙を用いるようになってから、随分升のセンター出しが楽になりまし
た。

 型紙に合わせて升をセットし、「蝶ネジ(ロングボルト)」を升のセンターに合わせながら白い「蝶ネジ固定ブロッ
ク」を取りつけます。あとは「蝶ネジ」を少しグリグリするだけで升はCPUとバッチリ密着してくれます。

 仕上げは、温度計のセンサーを取り付け、升にウレタンフォームを巻き付けていきます。さらに、ティッシュとキ
ッチン・ペーパーで養生をし、ケーブル類を接続すれば出撃準備は完了です。




型紙の製作時間はたったの5分ですが、その威力は絶大で〜す。(^^;




このように白い「蝶ネジ固定ブロック」を取り外せば、ロングボルトの取り付けは超簡単です。
でも、この技を知ったのはつい最近です。(^^;




升の取り付けが完了するとこんな感じでrす。
温度計のセンサーを取り付け、升と板に仕上げの養生をして、
ケーブル類を接続すれば出撃OKです。


 

4.いざ、出撃!!!「V-TEC ARC SYSTEM (極冷仕様)」

 初めは「ARC Pot Rev9.*」の圧倒的な冷却能力に振り回され気味でしたが、テストドライブを重ねる毎に段々
コツが解ってきました。「V-TEC ARC SYSTEM」を手にして1ヶ月もかかってしまいましたが、なんとかノルマであ
る5.5Gオーバーを達成し、さらに夢のまた夢の目標であった23秒を達成することが出来ました。\(^o^)/

 Vigorさん、こんなに素晴らしいシステムのテストをさせていただき、本当にありがとうございました!m(_ _)m

 最後に、下は「ARC Pot Rev9.2」で5.5Gをオーバーし終えた直後の画像ですが、3時間近い運転の後でも霜
は升の上部とボルトの一部に見られるだけで、結露や霜どけによるダメージはほとんどありませんでした。「V-
TEC ARC Bed Rev.3.3」は、まさに極冷のために生まれてきたベンチ台であると言っても過言ではないと思いま
す。 我が家の第三の家宝として末永く愛用させていただきたいと思います。

ではでは〜




ついにノルマの5.5Gオーバーを達成しました!
そして、夢のまた夢であった23秒もこのシステムで達成することが出来ました!

Vigorさん、本当にありがとうございました!m(_ _)m




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