W2Kで行こう! その2 (06/08/22更新)

 「DUAL-Coreでも"Cool'n'Quiet"?」  


何ということでしょう!!!!!(^^;

デュアルコアなX2には、W2K用の"CPUドライバー"も"Cool'n'Quiet"のドライバーも用意されていません。

AMDのソフトウェア開発者はW2Kが嫌いなんでしょうか。

それとも、某MS社の陰謀?(爆

しかし、一度"Cool'n'Quiet"の味を占めると、無負荷状態でCPUTEMPが50℃を越えるなんて、
真夏といえども精神衛生上とても耐えることが出来ません。

そこで、W2K&デュアルコアなX2のシステム環境でも"Cool'n'Quiet"モードを実現すべく、
hiyohiyoさん開発の傑作CPUID ユーティリティ"CrystalCPUID"に登場願うことにしました。

このHPを見るようなOC'erな方々にはもはや説明は無用だと思いますので、
W2K&デュアルコアなX2のシステム環境でも"Cool'n'Quiet"モードが実現できたことだけ報告したいと思います。





画像のようにCrystalCPUIDの "Multiplier Management"を設定しました。

倍率と電圧の項目はおおよその雰囲気で設定し、他の設定は取り敢えずDefaultのままにしてあります。

CPU使用率の低い状態では倍率・電圧とも"Multiplier Management"の設定が反映されていることがMSIの"CoreCenter"で分かります。

また、無負荷とは言え、室温33℃オーバー(^^;のエアコンレスな私の部屋で、
CPUTEMP41℃(06/08/17修正)・SYSTEMP41℃が実現できているのは全くもってCPUIDのおかげです。\(^o^)/

 (06/08/17追記) なんかCPUTEMPが高めだなと思ったら、CPUFANの向きが逆でした。(^^;
正しい向きに直したら、3〜4℃も低くなりました。m(_ _)m





なお、蛇足ですが起動時に"Multiplier Management"が常駐するように、
プログラムの「スタートアップ」に上記のショートカットを入れてあります。


PS: /CQ /HIDE なオプションをお忘れ無く〜(^^;


システム環境

M/B:MSI K8N NEO2 Platinum Rev:1 #2 / BIOS:W7025NMS.190
CPU:ADV4400DAA6CD CCBWE 0604UPMW (TDP89W)
CPU Cooling:Thrmalright XP-90
Chipset Cooling:Normal
Memory:SanMax PC3200 512MB x2
VGA:Matrox G400DH AGP 16MB
HDD:WD360GD x2 (RAID0)
Power Supply:OCZ PowerStream 520W
Vcore:AUTO(Setting)/ Vddr:2.70V(Setting) / Vio:3.33V (BIOS)
OS:Windows 2000 SP4

備考:室温33℃ / SYS TEMP 41℃ / CPU TEMP 41〜55℃ / CrystalCPUID "Multiplier Management"使用


 "Multiplier Management"の電圧設定 (06/08/22全面改訂(^^;)  


某U新聞さんで「AM2のX2 4200+を低電圧化した話」が紹介されていたので、「939なX2 4400+」の低電圧化に挑戦してみました。(^^;

"Multiplier Management"で11.0x時のVcoreを、1."1.350V" 2."1.300V" 3."1.250V" の3通りに設定し、
それぞれの場合のCPUTEMPを測定・比較してみました。

測定には"SpeedFan 4.29"を用い、マルチスレッドなベンチマークである"Mandelbrot"を連続3回実行した時の最高温度を測定・キャプチャーしました。

なお、"SpeedFan"の表示にある"Temp2"と"Temp3"が、"CoreCenter"の"CPUTEMP"と"SYSTEMP"に対応し、
"Core"はCPUの"On-Die Thermal Diode"の温度に対応しているようです。
(下の画像参照)





では、マルチスレッドな"Mandelbrot"を連続して実行して、高負荷時のCPUTEMPを測定してみましょう。





なんと、"Temp2"と"Core"がファイヤーしていました。(爆

冗談はさておき、1.350Vと1.250Vで"Core"温度が61→51℃10℃も違います。(@_@)

また、"Temp2"なCPU温度でも55℃→50℃5℃の差がありました。

それにしても、こんなにVcoreでCPUの温度が変わるとは思いませんでした。

早速、Vcoreを1.250Vに設定して常用することにしたのは言うまでもありません。(爆





上の画像は、負荷前・負荷時・負荷後の約5分間の温度変化をチャートにしたものです。(Vcore1.250V)

"Core"温度は上昇時・下降時ともダイナミックかつシャープに変化していますが、
"Temp2"の下がり方がちょっと緩やかです。

ちゃんとヒートシンクが密着しているか少し心配になってきました〜(^^;





ということで、実験後丸一日上記の電圧設定で使用しましたが、
わざと高負荷状態を維持してもシステムは音を上げることなく安定していました。

もう少しVcoreを下げても大丈夫かもしれませんが、当分はこの設定で様子を見ようと思います。

なお、私の環境では、"Multiplier Management"でVcoreを1.100V未満に設定してみても、
1.100Vより下の電圧には変更できませんでした。

ネット上で検索してみましたが、どうもCPUの仕様?でCQモードの時は1.100Vが下限のようです。


PS:室温が高いことを考慮してもちょっとCPUTEMPが高めな気がしますが、
巷の噂ではNEO2の温度表示は若干高めだということです。

試しに電子温度計でケース内温度(HDDとCPUの中間地点)とケースFanの排気温度を実測しましたが、
室温30℃ / ケース内温度34℃ / 排気温度35℃の時、SYSTEMPは37℃と2〜3℃高く表示されていました。

機会があれば、DFIなnf4板でも検証したいと思います。


システム環境

M/B:MSI K8N NEO2 Platinum Rev:1 #2 / BIOS:W7025NMS.190
CPU:ADV4400DAA6CD CCBWE 0604UPMW (TDP89W)
CPU Cooling:Thrmalright XP-90 + 92mmFAN@2200rpm
Chipset Cooling:Normal
Memory:SanMax PC3200 512MB x2
VGA:Matrox G400DH AGP 16MB
HDD:WD360GD x2 (RAID0)
Power Supply:OCZ PowerStream 520W
Vcore:AUTO(Setting)/ Vddr:2.70V(Setting) / Vio:3.30V (BIOS)
OS:Windows 2000 SP4

備考:室温30℃ / SYS TEMP 37℃ / CPU TEMP 41〜55℃ / CrystalCPUID "Multiplier Management"使用




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DUAL-Coreしよう!(^^; DUAL-Coreじゃ動画はNG?


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